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二月末にメロンブックス大宮店が開店しました。
以前から「近いしインタビューでも行きましょう」と言い続けていたのですが、なかなか機会がなく。
個人的には2度3度買い物行ってたのですけども……。

やっとGWのあけたとある某日に行って参りました。
当日ゼファーさんなんかも誘ってみたんですけど、
いや、今日はないんで……
と断られました。いつも思うけど何がないんでしょうか。

当初は電車で行く予定でしたが、バイクで高速を飛ばした方が早いので、バビューン。


JR大宮駅西口を出てマクドナルドを左折。
しばらく歩いて見えるア○メイトコミック館とDVD館の間の2階に注目。


メロンブックスですが、女性向けのリブレットも取り扱っています


店舗に続く階段。
ビルに入った後奥の外階段から入場します。

ちなみにインタビューはとある平日のお昼過ぎ。
土日でない分まだマシかとは思いますが、営業時間中に伺ってよかったのかと。
終業間近の方がいいかとも思いましたが「是非もうこの時間で」との事でした。
実はインタビューしてから2週間ちょい経ってるんですが、いやはや。

ちなみに店長のS元さんは前の店にいる時からの知り合いでして、コミケとかにもよく来てくださってました。
ホントよくもまあ遠くから毎度来られてたな……と。
彼の店内のディスプレイ技術はすごく、僕も大阪在住時はコミケ帰りに新幹線途中下車して店で写真取らせてもらったりと、それなりにはおつきあい長い関係。


入り口を正面から。
入った左が同人コーナー、右が商業誌とレジという形です。


レジ前のイベント後行列が出来るあたりの壁際にリブレット
結構色々なジャンルのものが網羅してありますね。

入場して同人誌コーナーで作業している店長を発見。
お忙しいだろう所を早速インタビューを敢行してみました。

 

私「お久しぶりです。今日はよろしくお願いします」

S元店長(以下S)「こちらこそよろしくお願いします。あ、こちら名刺です」

私「おおう、店長名刺。これはどうもですwww」

 

私「さっそくですが、店を入ったところのこの『なのは本コーナー』がすごく目につきますね」

S「新刊コーナーで纏めて置かせてもらってますがやはり回転はいいですね。今回ボブさん達の本だけでなく、ゼファーさん達の本もあり同時展開しているので推しやすかったのはあります」

私「いやー、我々狙ったわけでもなくたまたま同じジャンルで出しただけなのですが……こんな風にポスターまで作っていただいて恐縮です」

S「あ、偶然だったんですか(笑」

私「はい」

S「そうですね、実際アニメがやっている今の時期、なのはで攻めるのも当然なんですよ。ただ売るためにも大量発注したいのに、まだ冊数入ってるサークルさんが少なくて……中央で攻めたいのに攻めきれないのが現状ですね。今だったらこの場所でどんな展開も出来るのに……」

私「なるほど……でも昔からなのはでやってらっしゃるサークルさんの本も出てますし、思ってた以上に回転は良さそうですね」

S「加えて今月には某○れっと先生の本も出ますし、そうなればここのスペースにドンと置くことになるでしょうね」



今はおそらく東方シリーズか、えれっと先生の「リィンがんばります」が山のように積まれていることでしょう。

 


同人誌コーナー方面


奥まった方に18禁コーナーが。
れもんちゃんの叫びの通り18歳未満は立ち入らないでください。

私「店の展示の仕方ですが、他の店に比べ一般商業誌と一般同人誌。奥まったところに成年向けが置いてあるのが特徴的ですが」

S「店舗出す時にずっと言われていたのが『このあたりは成年向けが展開しづらい』という事なんですよ。そのことは上からも言い含められていたので棚配置も何度も書き換えてまして。リブレットの女性向けも置くかどうかなどもかなり検討しましたね」

私「なるほど、そして最終的にこういう風に落ち着いたと」

S「リブレットの分は一般も成年向けも考えないで置いていますが。あの数でそこまで考えていたら正直こっちも大変ですから(笑」

私「じゃあやはり店としては一般の方が売れているんですか」

S「一般が売れてるというか、成年向けが動かない……ですね」

私「うわー、それは委託する側としてはきつそうな(笑」

S「ええ、こちらとしても本当に心苦しく。当初は成年向けコーナーに『18歳未満立ち入り禁止です』というボードまで作っていたのですが、そこまで言っていられるかーと外しましたし」

私「ジャンルで言えば18禁でしかないジャンルもあるわけで、そっちはそっちで推さないといけませんしね」

S「はい。例えば『グレンラガン』なんかは一般は全くないですから。これはすごく売れるんですけど、学生服のお客様などに売るわけにはいけませんしね……(笑。」

私「ですねー。朝のアニメですし一般の人にもすごくニーズありそうですのに。今出せば結構ねらい目っぽいですね」

S「例えば、逆にコードギアスなどは当初18禁ばっかりで、最近は売れ行きが落ちていまして。そこでコミック1などでも一般本が結構出てきて『売れるわけねーじゃん』と思っていたら意外や意外。結構出ている状況です」

私「へえ、アニメが終わったあとに人気が出るというのも珍しいですね」

S「そうですね。それに一般が出て青年の方も再び動き出したかもしれません。最終話などもありますし、もう一度波が来てくれればいいなというのはあります。放送の都合、夏コミぐらいまでは来るんではないんでしょうか」

私「あー、いつの放送になるか分かりませんけどねー……」

S「wwww」

 

(ここで成年向けコーナーに入る)
再進入を忘れたので写真はないのですが(汗)、ジャンルが一般向けに比べ多種多様なのが印象的でした。


私「うわ、成年向けコーナーをじっくり見たのは初めてなんですが、成年向けは一般に比べアニメ関係の種類が多いですね」

S「多いですね。アニメというのはやはり取っつきやすいと言うのがありますから。ただ1クール2クールの放送が終わってしまうとガラッと変わってしまいますから。変わったら変わったで新しいジャンルがまた入ってきますからどうしても数が多くなります。今はグレンラガンや……ハヤテのごとくは人気ですねやっぱ。その点ゲーム系なんかは息が長いんですけど。最近は世界樹の迷宮の同人が増えてきましたし、息が長いものではやはりスパロボなどが強いですね」

私「あー、6月のOGの楽しみですね!携帯ゲーム機のWは二周してしまいましたし。面白いですYO!!」

S「マジですか、私持ってないんですよ……」

私「いや、これは是非お勧めです、今回のシナリオの絡みは二次創作とはかくやという以下略」

 

脱線しました

しかしザッと見てもお勧め棚にコードギアス、おとボク、ハヤテにグレンラガン、なのは等々など。
一般では少ないジャンプ系などもかなり多かったと思います。

 

私「やっぱ人気になったアニメの同人誌はまず18禁の方に集中すると」

S「そうですね。まずそれはあります。妄想できるものがあったらガッと皆さん描きますからね(笑」

私「同人誌を作る側としてやはり気になるところは、人気アニメの放送終了後どれくらいの間ブームは続くのか な、という所なんですが」

S「……できれば1クール以内。コミケなどの大きなイベントがあればもう少し続くという所でしょうか。ギアスもまだ元気といえば元気ですし。グレンラガンなども春に人気は出て、それで夏コミのサークルの出版し具合というものは正直読み切れないですから」

私「人気が出すぎたとしても、コーナーとして纏めて置く場所も大変そうですね」

S「去年のハルヒがまさにそれでした!どんどん本が入荷して『置く場所ねーよ』という雰囲気でして。ワンコーナー作っても足りなかったですから。二年前の東方なども……そんな感じでしたね」

私「でも可能な限り纏めてあるのが見やすくて手に取りやすいと思います」

S「ありがとうございます。それだけは新人にも徹底させていますので。ジャンルはジャンル、サークルはサークルで纏めるように、と。あとはもう少し整理整頓できればいいんですけど今は新刊がどんどん入ってきているのでこんな感じです」

 


敷地面積は大型店に比べて言うほどではないのですが、広々しています
誰かが本を見ている裏の棚を通る時も狭くない空間。
ジャンルまとめだけでなくサークルまとめのお勧め棚もあるっぽい。

私「敷地面積の割には棚と棚の間が広いなと思うのですが」

S「確かにもう少し狭めた方が本の数は入ります。ただ消防法というものが関わっているので……(笑。本当は高さもあと1列2列高さを取りたかったんですけど、その辺はすごく言われていまして」

私「結果的には見やすくて成功してるなとは思うのですが。かなり広く見えるんですよね」

S「このあたりは視点のマジックというかw」

 


18禁コーナーを出て区切りの棚端。
まだ置いていてもらってるのが心苦しい。
比村さんのアチャ子シリーズはお勧めです。

私「そういえばコレ(士郎子シリーズ)もまだ平台に置いてもらっているんですよね……」

S「先ほど言いました18禁コーナーを区切る板を抜いた時、このスペースはどうするかな、というのがありまして。じゃあこれしかないじゃんと(笑)」

私「wwwww……ありがとうございます(汗)」

S「上に前の店からパクって来たポップを貼り付けてみたり。かなりこういうのは目立ちますし」

私「私としては未だに売れてるのが不思議ですが。信じられないと言うか」

S「まだ新刊が出たら売れますよー(笑)。それにやはりコレ(ぷらすこ)が出たのがすごかった」

私「あー、やっぱりそうですか。出す前と出した後に僕の方の持ってる売り上げの数字でも変わりました(汗」

S「比村乳業さんのアチャ子シリーズと関連づけて売れるのは本当に大きいと思います」

私「しかしFateも息が長いですね……元々のPCのゲームだけでなくアニメやPS2版などどんどん展開して」

S「ですからおそらく『卒業生も多い反面、新入生も多い』んですよ。じゃあ昔の本も欲しいなと言う人が店に来た時に、もし在庫がなかったらそういう人たちは中古店に走らないといけない。でもそこで前の人気のある本が店頭にあるのは、新しい人には親切だと思いますので」

私「書店としては士郎子も続編出した方がいいんですかね……ww」

S「嬉しいですねww!やっぱりちょっと期待してしまいますね」

この他にもゼファーさんのデスフェイトやおねがいセイバーシリーズ、
白花雨&ぐりーんぺっぱーのマス凛劇場総集編、ヒロユキ先生の総集編など数多くの本がありました。

 


なお目を引くモノとしては天井部分にこれでもかと言うほど
貼り付けられた色紙。開店に当たり声をかけまくったそうですよ。

私「しかしすごい数の色紙ですね……他にないほど貼ってますけどw一般同人誌コーナーを囲ってるじゃないですか」

S「開店に当たり声をかけまくったそうで……大体7〜80枚はあるんじゃないかと」

私「描いてないだろう人もあわせたら100人以上声かけてますよね!?すごいなwww」


結構なネタモノもあれば


ウチの知り合いも結構描いていたり。
僕もこっそり描いてます。

 

私「二ヶ月半やってきて大宮という土地柄はどんな感じですか」

S「先ほども言ったようにここは一般の本が強い場所ですね。お客としては学生が多いです。このあたりは専門学校も多いので、学生服で来られる方も結構…。ただそれで18禁コーナーに入って行かれても私たちも困るんですが……売れませんし(笑。」

私「せめて私服で来れば!!www」

S「wwww。 後は会社帰りのサラリーマンの方も多いです。ですから基本的に平日のこの時間は暇で(笑」

私「あははは、なるほど。中央オタク街とは一線を画した展開なんですね」

S「ええ。人口は多いのですが、秋葉原などの中央街と比べてお客が常に来る街ではないんです。このビルも一般のお客様には入りづらいでしょうし……本当に地域に定着するには1年2年はかかるかなと思います」

私「そうですか、その割にはかなりの回転率で売れているとも聞くのですごいと思いますけど」

S「ええ、その辺は本当にびっくりですよ」

 

私「それでは最後になりますけど、今後の大宮店の展望について聞かせていただけますか」

S「私自身が同人誌のファンなので、やはりサークルさんに驚きと興奮を与える展開をしていきたいですね。こんな面白い作品でこっちを楽しませてもらってるし、逆に私たちも恩返しをしたい。それをお客にも教えてあげたい。店長になったことで、今まで出来なかったことも『いいや、やっちゃえ!』と展開できるようになりましたし」

私「全体のディスプレイとか、作品につけてるポップの類などもカラフルで目につきやすいです」

S「確かに店長になって業務のせいで一つ一つ見ていくのは難しくはなりました。ただその中でも、見本を見た時に表紙を開いてみて『コレ面白いじゃん』というモノに関してはポップも付けたいし可能な限り推していきたいです」


天井からつり下がったへたれ人形なども面白い
その時々のお勧め製品を教えてくれるっぽいですね。


大宮店と松山店でしか手に入らないめろんちゃんアンソロジーも
まだ在庫多少あります。
ちなみに私も参加していたりしますので。

S「ウチのやり方としては大宮という土地柄としては『アキバに出来ない』事をやっていきたいんです。アキバとかはやはり本がいっぱい入ってきて置くのだけでも大変な分、サークルさんが見た時『うわ、ウチの展開ってこんなものかよ』と思われることがあっても、大宮店で『ウチの店ではこんな風に展開してますよ』というやり方もしたいし。売れて当然のサークルさんというのもいる中で、最初が全部で100くらいしか発注してなかったサークルが伸びたらすごく楽しいですから」

私「ありがとうございました」

 

 

気付けば1時間半以上ベラベラとしゃべっていました。
話す中で結構アレな事も話していたのでその辺はカットしましたが。
インタビューしてる最中に強い通り雨が降って、店を出る時には丁度止んでいたのでよかったのかもしれません。

知り合い系の写真を結構取り忘れたり、ポップの接写を殆どしなかったり、色紙が電灯の逆光で半分以上使えなかったり。
失敗も多々ありつつこんな感じです。
気が向いたら一度足を運んで見られては如何でしょうか。
池袋から埼京線で一本、だったかと思いますので。
ウチからだと池袋に出た後アキバでも大宮でも電車の時間があまり変わらないのだよなあ。

それではゼファーさんの所ではお馴染み、メロンブックスのS木さんの一言で締めたいと思います。


S木「欲しいアイテム見つかり、溜まったゲージを発動させたいお客様!
ぜひ弊社大宮店でリミットブレイクしてください。
画竜点睛な部分もありますが、お客様に愛されるお店を今後も目指していきたいと思います。」

…………あざっした。

 

取材協力:メロンブックス大宮店S元さん、管理課S木さん